長茎術の実態を現役包茎治療医師が徹底解説! 2022.08.01

長茎術の実態を現役包茎治療医師が徹底解説!

長茎

サイズを気にされてご相談にいらっしゃる患者様の中には、長さの改善を希望される方も多くいらっしゃいます。

もう少し長ければ・・・と見た目の自信やSEXで女性に与える満足感を改善しようと考える患者様は多いようです。

今回は長さに対する治療として長茎術に関して解説していきます。

長茎術とは?

実はペニスは、体内に埋もれている部分が多く存在します。

特に下腹部に脂肪がついている方の場合は通常以上に埋もれています。

長茎術は、この埋もれている部分を引き出すことで通常時のペニス長くする治療です。

切らない長茎術とは
長茎術前
長茎術後

切らない長茎術と切る長茎術

長茎術は主にこの2つの術式が多く採用されています。

それぞれどのような術式か簡単に解説していきます。

切らない長茎術

切らない長茎術はその名の通り、切開を伴わない術式のことです。

ペニスは体の中で恥骨とそれに付帯するじん帯などにより牽引されています。

外側から力を加え、ペニスをひっぱると当然中に埋もれている部分が強制的に引き出され、外に出てきます。

この外に出てくる動作に伴い、じん帯などの組織も強制的にお腹側に引っ張られます。

この引っ張られた状態で元に戻らないよう、強制的に固定してしまう長茎術です。

切る長茎術

一方切る長茎術はペニスの根元、下腹部を2cm~3cmほど切開し、恥骨と癒着してペニスを支えている部分を一部剥離し、外側に出る部分を長くする術式になります。

長茎術で改善できる長さは通常時の長さです。

包茎の改善も期待できるとうたっているクリニックもありますが、実際は軽度の仮性包茎でないと長茎術で包茎の改善は難しい場合がほとんどです。

また、勃起時のサイズは変化しませんのでご注意ください。

長茎術のメリット

当たり前ですが長さが改善します。

普段の状態が短いことを大変気にされている方、病的にペニスが埋没している方は向いているかもしれません。

長茎術のデメリット

切らなくても下腹部の組織を強制的に引っ張った状態で固定しているので、痛みや違和感が強く出る場合があります。

包茎治療や増大治療と比べるとこの痛みのリスクは比較的高い治療です。

また切らない治療の場合、当然ですが体内でどのように固定しているかは目視せずに治療を行います。

熟練の技術をもってしても関係のない血管や組織を傷つけてしまうリスクや、固定の際に糸で組織に結び付けるので血液・体液循環を阻害し、術後のむくみなどのリスクも非常に高い治療と言えるでしょう。

切る場合は下腹部を一部切開しペニスを牽引している組織の一部を剥離します。

恥骨に付帯しているじん帯などの組織は勃起時や挿入時にペニスが自由に動くのを防ぎ、SEXに伴う運動時に適度に固定しスムーズに運動ができるように存在している組織です。

一部とはいえ剥離してしまうと、ペニスが上下左右に動いてしまい、挿入時の運動に支障がでるリスクや、勃起時に正常な角度を損なうリスクを伴います。

こちらも下腹部を切開し目視しているとはいえ熟練の技術をもってしても非常にリスクの高い治療と言えるでしょう。

当院では長茎術は採用していません。

長茎術は埋もれている陰茎を引き出す治療です。

陰茎そのものの長さを変えることはできません。

つまり、

あくまで通常時の長さを改善するための治療であり、勃起時には反映されない治療です。

上記で解説した以外でも内部出血に伴う陰嚢への血液貯留や痛みが強い場合、糸を取る処置が必要となるケースもあります。

その場合は当然ですが再度手術が必要となります。

患者様に対するお身体への負担と治療リスクを考えると、

包茎の状態であればまずは包茎治療をお勧めします。

さらに亀頭と陰茎のバランスの改善やパワーアップしたいのであれば、亀頭増大や陰茎増大を組み合わせて行う治療が患者様の満足度につながりやすいと考えています。

長茎術を受ける前にまずは診察・無料カウンセリングでしっかりとお悩み相談することをおすすめします。